ドコモのスマホおかえしプログラムについて解説。月サポと比較も実施。

2019年5月16日にドコモの2019年夏モデルの発表と同時に、月々サポート、端末購入サポート、docomowithといった割引サービスにとって変わるサービスとして「スマホおかえしプログラム」が発表されました。
スマホお返しプログラムは、携帯電話の購入代金を割引するサービスで、上記3つの中から近いものを選ぶとどちらかというと端末購入サポートに近いと思います。
ドコモは、先日端末分離プランを発表し、その中で端末購入補助については別途発表するといっており、今回はその内容の発表となります。
それではスマホおかえしプログラムの内容について解説していきます。

スマホおかえしプログラムとは?

「スマホおかえしプログラム」は、36回分割購入で指定の携帯電話を購入し、24ヶ月後以降に携帯電話をドコモに返却すると最大12ヶ月分の支払いが免除されるサービスです。

ちなみに 返却時のドコモの回線契約の継続や、機種変更といった条件はないです。

割引額としては、36分割の12回分安くなりますので、3割引で購入できるようなイメージです。
以下に報道発表資料のイメージ図を記載します。

10.8万円の機種購入の場合

3.6 / 10.8 = 30%

ということで3割引での購入となります。
なおあくまで36回分割としておりますが、24ヶ月目で返却をしなくても大丈夫です。
ただし返却をしないと分割金を支払い続けなければいけないので、24ヶ月目に返却をしないと満額割引が受けられなくなります。

提供開始日は以下となります。

  • 提供開始日2019年6月1日(土曜)

いわゆる新料金プラン開始と同時になります。
なお新料金プランについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

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2019年4月15日にドコモの新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」が発表されました。ドコモは昨年の総務省からの要請で携帯電話料金を4割削減すると発表しており、今回の新プランはそれをうけてのプランとなっております。今回は、新料金プラン[…]

スマホおかえしプログラム加入条件

加入条件は、以下です。

  • 対象機種を36回分割で購入する。
  • dポイントクラブ会員であること。
  • 同時に本プログラムの申し込みを行う。

スマホおかえしプログラム利用条件

利用条件は以下です。

  • 対象機種が正規店で購⼊されたものであり、ご購⼊における不備・不正がないこと。
  • ご返却時における対象機種分割⽀払⾦の未払いや携帯電話料金の未払いがないこと。
  • 対象機種に記録されているメモリ・データが消去できること。
  • 対象機種を改造していないこと。
  • 加⼊者が対象機種の所有権を有していること。

なお利用する場合の携帯電話の査定は以下です。

  • 対象機種に故障、⽔濡れ、著しい外観破損および画⾯割れがないこと、その他当社指定の査定基準 を満たしていること。(店頭で確認する必要があるため、電池パックは必ず装着して持っていくこと)。
    ※なお査定基準を満たしていない場合に、なお加⼊者が本プログラムの利⽤を希望する場合は、20,000 円(税抜)(ケータイ補償サービスにご加⼊の場合は 2,000 円 (税抜))の故障時利⽤料を⽀払う必要があります。

利用するためには、返却が必要ということで、これまでの下取りプログラムと少し似ている部分があります。

よってこのプログラムを使うために2年間大事に端末を使う必要があるため、少し気を使ってしまいますね・・・

スマホおかえしプログラム対象機種

スマホおかえしプログラムの対象機種を記載します。
なおハイエンドな携帯電話は、ほとんどすべて網羅されています。

iPhone

  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone XS
  • iPhone XS Max
  • iPhone XR
  • iPhone X
  • iPhone 8
  • iPhone 8 Plus

ドコモ スマートフォン

  • Xperia 1 SO-03L
  • Galaxy S10 SC-03L
  • Galaxy S10+ SC-04L
  • Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L
  • AQUOS R3 SH-04L
  • HUAWEI P30 Pro HW-02L
  • Xperia XZ3 SO-01L
  • Galaxy Note9 SC-01L
  • Xperia XZ2 SO-03K
  • Xperia XZ2 Premium SO-04K
  • Xperia XZ2 Compact SO-05K
  • Galaxy S9+ SC-03K
  • HUAWEI P20 Pro HW-01K
  • arrows NX F-01K
  • V30+ L-01K
  • JOJO L-02K
  • Xperia XZ1 SO-01K
  • Xperia XZ1 Compact SO-02K
  • Galaxy Note8 SC-01K
  • M Z-01K

なお最新の対象機種については、こちらに記載がありますので、ご確認ください。

スマホおかえしプログラム | キャンペーン・特典 | NTTドコモ

なお指定以外のスマートフォン、タブレット、ケータイ、ルーターは本プログラムの対象外となります。

スマホおかえしプログラムは、機種の返却が必要で故障すると追加で料金がかかる

スマホおかえしプログラムが機種の返却が必要です。

  • 機種は24ヶ月後返却する必要があり、さらにドコモが定める返却条件、査定条件を満たす必要があります。
    査定条件を満たしていない場合に査定条件を満たすには、20,000円(税抜)(ケータイ補償サービスまたはケータイ補償サービス for iPhone&iPadにご加入の場合は2,000円(税抜))の故障時利用料を支払う必要ありです。

ケータイ補償も月500円かかりますので、24ヶ月で12,000円となります。
ケータイ補償に入っていても12,000円かかり、破損すると14,000円となります。
ケータイ補償に入っていなくて破損した方は20,000円かかります。

スマホおかえしプログラムは、dカードケータイ補償がほぼ使えない

dカードケータイ補償は、dカードで購入した携帯電話購入金額の一部を補償するといったものになります。
分割で購入した場合は、dカードで購入とならないため、dカードケータイ補償が使えません。

よってスマホおかえしプログラムとdカードケータイ補償は相性が悪いです。

しかしながらdカード GOLDは、ケータイ補償が使えなくても、メリットは多数ありますので、おすすめです。

dカード GOLDは以下から申し込みができます。

dカード GOLD公式

スマホおかえしプログラムでdポイントや各種クーポンを使う場合

以前は、dポイントを使うと割引分が減るようになっていましたが、スマホおかえしプログラムを適用する場合にdポイントを使うと損にはならなくなりました。

上記の画像のようにdポイント使うと最初の分割金支払い付きからdポイント分割引となります。

1月目の支払い以上にdポイントを使っている場合は、次の月といって月々の分割金額全体を減らすのではなく、支払う月を減らしていくといった割引となっております。

なおdポイントだけでなく、割引クーポンやdカード GOLDの割引券なども同様の割引方法となりますので、使っても損はしません!

スマホおかえしプログラムは結局のところ入るべきか?

とりあえず加入しましょう!

デメリットはありません。
24ヶ月後に機種変更するかしないかは、そのときに判断すればOKです。

また下取り金額とスマホおかえしプログラムでどっちがオトクかもそのときに判断すればいいので、とりあえず加入しておきましょう!

月々サポートとスマホおかえしプログラムを比較

月々サポートとスマホおかえしプログラムで購入した場合を比較してみました。

例としてSO-01-Lにて比較を行ってみました。
なおこちらに記載の項目は、以下の条件で算出しております。

  • 月々サポート適用後の価格 = 一括購入価格から月々サポート – 24ヶ月満額適用した金額
  • スマホおかえしプログラム適用後の推定価格 = 一括購入価格 ☓ 0.7
機種名一括購入価格月々サポート適用後の価格スマホおかえしプログラム適用後の推定価格
SO-01L¥93,312¥57,024¥65,318

ということで約¥8,000ほど高くなってしまいました。
しかしながら新料金プランにより割安となっているため、料金プランを含めた24ヶ月の合計を算出すべきです。

以下に24ヶ月の最低維持費を記載します。
ただしeビリングユニバーサルサービス料、消費税は除きます。

なお条件は、以下で旧プランと新プランをあわせております。

  • 1GBプラン(ひとり)
  • SPモード有
  • シンプルプラン
旧プラン月額維持費新プラン月額維持費新プラン-旧プラン
1ヶ月の最低維持費¥4,180¥2,980¥-1,200
24ヶ月の最低維持費¥100,320¥71,520¥-28,800

ということで約¥30,000ほど新プランの方が24ヶ月つかうとオトクになります。

24ヶ月後の維持費と機種の料金を合計してみます。

旧プラン新プラン新プラン – 旧プラン
SO-01L価格¥57,024¥65,318¥8,294
24ヶ月の最低維持費¥100,320¥71,520¥-28,800
合計¥157,344¥136,838¥-20,506

新プランの方が、¥20,000ほどオトクになりました!

しかし今回のスマホおかえしプログラムは、購入した機種を返却する必要があるため、実質下取りをしていることと同じです。

ということで下取りの金額を盛り込んでみます。

約機種が2年経過すると下取りの金額も小さくなります。
2年前の下取り金額の高い機種はGalaxy S8+ SC-03Jとなっており下取り価格は、¥2,2000となります。
2年前の下取り金額の安い機種はarrows Be F-05Jとなっており下取り価格は、¥4,000となります。

下取りの金額はこちら

前回購入した機種にもよりますが、今回のスマホおかえしプログラムを用いると、同等もしくは、¥15,000円ほどおトクになるのではないかと想定されます。

よって悪いプログラムではありませんが、ドコモが言っていた4割値下げするといったほどインパクトがあるものではないでしょう。

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dカード GOLDについては、以下の記事に詳しく書いておりますので、よろしければ御覧ください。
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まとめ

ドコモの新割引サービス「スマホおかえしプログラム」について解説しました。
一概に損とも得とも言い難い割引サービスではありますが、新料金プランがそのまま適用され携帯電話の割引がないというよりはマシかなと思います。
とりあえず加入で問題ありません。

ただし注意点としては、返却が必要となってきますので、携帯電話を大事に使う必要があります。
もちろん携帯電話の画面を割りたくて割っている方はいないと思いますが、今以上に注意しましょう。

スマホおかえしプログラムをしっかりと理解し、オトクに携帯電話を使っていきましょう!

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